『GMOアスリーツパーク湯の丸屋内プール』国内初の高地プールが竣工!

2019年10月20日、長野県東御市に待望の高地トレーニングプール『GMOアスリーツパーク湯の丸屋内プール』が竣工しました。

高地トレーニングと言えば、日本人選手の海外での取り組みがニュース番組などで取り上げられたことで、すでにその名はよく知られたトレーニング方法です。

そのおかげで「酸素の薄い場所でトレーニングをすると強くなる」ことの認知は広がりましたが、現実的には誰もが気軽に行えるものではありません。

しかし、普段からトレーニングを行っている人であれば、

「自分も強くなれるのでは……どれほどのものか一度経験してみたい。」

と興味がわくのではないでしょうか?

この記事では、これまで高地トレーニングを他人事と考えていた方へ、国内で初めてとなる高地トレーニングプールのご紹介とその関わり方について、詳しく解説いたします。

1.そもそも高地トレーニングとは何か

日常的にトレーニングを行っている人にとって高地トレーニング自体はすでに聞きなれたワードの一つですが、「実は何となく……」という人も多いのではないでしょうか?

ここではそのメカニズムと、高地トレーニングと混同されやすい他のトレーニング方法との違いについて、あらためて解説していきます。

高地トレーニングの原理

人間にはもともと、環境に慣れようとする能力が備わっています。これを「適応能力」と呼びます。

一方、自然界では、標高が高くなるほど空気中の酸素濃度が低くなります。この環境下にあることを「低酸素環境」と呼びます。

高地トレーニングは、人間の適応能力に着目し、自然がつくりだした低酸素環境にあえて身を置くことで、体内の酸素処理能力を高めることを目的としたトレーニング方法です。

近年においては研究成果と科学技術の発達により、疑似的な高地トレーニングが平地で行えるようになりました。

これらの人工的な高地トレーニングは、低酸素環境であることだけを疑似的につくりだすことから、「低酸素トレーニング」とも呼ばれています。

低酸素トレーニングの効果

それでは、低酸素環境ではどのようなトレーニング効果が期待できるのでしょうか?

その効果は、大きく以下の2つになります。

  • 血液の酸素運搬能力の向上
  • 筋肉の酸素消費能力の改善

「血液の酸素運搬能力の向上」と「筋肉の酸素消費能力の改善」は、どちらも有酸素運動時の持久力の向上につながります。

つまり、有酸素運動に分類される水泳競技では、これらのトレーニング効果がパフォーマンスへダイレクトに反映される、ということになります。

したがって、世界のトップレベルを目指す多くのアスリートがその効果を求め、低酸素トレーニングに取り組むのです。

加圧トレーニングとの違い

低酸素トレーニングと混同されがちなトレーニングに、「加圧トレーニング」があることをご存知でしょうか?

加圧トレーニングとは、専用のベルトを腕・脚の根元に巻き、血流を制限して行うトレーニング方法です。

血流を制限すると筋肉内が低酸素状態となり、乳酸などの代謝物が蓄積するため、筋肉の代謝環境が苛酷になります。

この、筋肉内が「低酸素状態になる」という点が、低酸素トレーニングと混同される要因でしょう。

しかし、加圧トレーニングは一連の代謝環境の変化からのホルモン応答により、「筋肥大効果の誘発」を期待するトレーニング方法です。

したがって、加圧トレーニングと低酸素トレーニングでは、その目的も効果も、さらにはトレーニング理論も方法も根底から異なるのです。

「加圧トレーニングは、専用のベルトを腕・脚の根元に巻いて血流を制限して行なう、レジスタンストレーニングのひとつの方法です。1回最大挙上重量の2-50%程度の低負荷を用いながら、大きな筋肥大・筋力増強効果が得られることから、近年大きな注目を浴びています。画期的なトレーニング法といえますが、当然利点もあれば欠点もあります。」
引用:e-ヘルスネットー厚生労働省

ここで大事なことは、どちらが良いトレーニング方法なのかということではなく、競技の種類・目指す方向に合ったトレーニングを行う必要があるということです。

また、トレーニングには効果のみならずリスクやデメリットがあることも想定しなければなりません。個人で取り組む前には、必ずトレーナーに相談してから始めましょう。

2.『GMOアスリーツパーク湯の丸』でできること

諸外国では自前で施設整備を行い、一定の成績を残しています。国内の高地トレーニング拠点の運用開始は、日本代表選手団が抱えるさまざまな負担の軽減が期待されています。

ここでは、竣工式当日の様子と施設の愛称とともに、『GMOアスリーツパーク湯の丸』の全容をご紹介いたします。

竣工式当日の様子

真新しいエントランス

テープカットの瞬間

記念撮影

『みんなの水泳手帳』MEMO

記念撮影(左から)

  • 金藤理絵 氏(リオ五輪金メダリスト)
  • 花岡利夫 氏(東御市長)
  • 青木剛  氏(財団法人日本水泳連盟会長)
  • 安田昌史 氏(GMOインターネット副社長)

お清めの儀

泳ぎ初めスタート

囲み取材

『みんなの水泳手帳』MEMO

囲み取材(左から)

  • 竹田渉瑚  選手
    (2018年日本選手権長距離自由形優勝)
  • 成田真由美 選手
    (パラリンピック4大会金メダリスト)
  • 加藤ゆか  選手
    (ロンドン五輪競泳元日本代表)

正式名称および愛称

正式名称愛称
東御市湯の丸高原スポーツ交流施設GMOアスリーツパーク湯の丸
全天候型400mトラックGMOアスリーツパーク湯の丸トラック
林間800mジョギングコースGMOアスリーツパーク湯の丸ジョギングコース
トレイルランコースGMOアスリーツパーク湯の丸トレイルランコース
屋内運動施設(特設プール)GMOアスリーツパーク湯の丸屋内プール
湯の丸高原荘GMOアスリーツパーク湯の丸ヴィレッジ

全天候型400mトラック

国内最高地点を誇る標高1,735mに整備された、全天候型400mトラックです。ポリウレタン舗装で、1周3レーンと直線路(100m)5レーンがあります。
引用:「GMOアスリーツパーク湯の丸」-一般社団法人信州とうみ観光協会

林間800mジョギングコース

400mトラックの外周を周回する1周約800mのコースで、アップダウンのある多様なコース設計になっています。路面は土やウッドチップになっているため、膝に負担がかかりにくいコースです。
引用:「GMOアスリーツパーク湯の丸」-一般社団法人信州とうみ観光協会

トレイルランコース

スキー場内に設計された、コース中盤に厳しいアップダウンや所々にカーブが続くタフなコースです。コースの一部分には平地の区間もあり、多彩な有酸素トレーニングを行うことができます。
引用:「GMOアスリーツパーク湯の丸」-一般社団法人信州とうみ観光協会

屋内運動施設(特設プール)

国内最高地点に整備される特設プールを含む屋内運動施設です。8レーンの50mプールやトレーニングルーム、ミーティングルームを有します。
引用:「GMOアスリーツパーク湯の丸」-一般社団法人信州とうみ観光協会

湯の丸高原荘(トレーニングルーム)

GMOアスリーツパーク湯の丸ヴィレッジ(湯の丸高原荘)に整備されたトレーニングルームには、レジスタンストレーニングや有酸素トレーニングが行えるマシーンが設置されており、アスリートの傷害予防やコンディショニングをサポートする施設となっています。
引用:「GMOアスリーツパーク湯の丸」-一般社団法人信州とうみ観光協会

『みんなの水泳手帳』MEMO

愛称は『GMOインターネット株式会社』のネーミングライツ取得によって決定した名称です。実は当該企業のグループ代表熊谷正寿氏は、長野県東御市のご出身だそうですよ。

3.特設プールの運営費用を支援しよう

屋内プール、それも長水路ともなると、その事業経費が莫大になることは安に想像がつくかと思いますが、今般の事業ではいったどれほどのものになるのでしょうか?

答えは、16億6,300万円です。

当該事業経費は、湯の丸高原スポーツ交流施設全体の金額ですが、事業を運営する長野県東御市によると、このうち約8億7,700万円を寄附によって賄う計画だそうです。

そして、2019年9月時点における寄附累計額は7,870万円(約9%)。まだ、足りません……。

そこで『みんなの水泳手帳』では、一人でも多くの皆さまへ施設整備の支援を賜れるよう、個人でも寄附が可能なふるさと納税のお呼びかけをしたいと思います。

ふるさと納税の仕組み

「ふるさと納税」とは、自治体への寄附を通じて事業を支援する制度です。個人が寄附をした場合、寄附金額から2,000円を差し引いた額が税額控除される仕組みとなっています。

また、寄附者が得られるメリットはそれだけではありません。寄附先の自治体から、地方ならではの特産品がお礼として受け取れます。

東御市へ寄附をすると、競泳トップアスリートを間接的に支援することができ、自らの税金は控除され、なおかつお礼の品まで受け取れるのです。これを知ったら寄附をしない手はありませんね。

注意

税金の控除額は、年収・家族構成によって上限が変わります。
詳細は、税理士などの専門家へお問い合わせください。

長野県東御市の特産品

東御市がお届けするお礼の品の一部をご紹介いたします(2019年10月21日現在)。

【東御市産シャインマスカット 2房】
寄附金額12,000円以上

リピーター続出!まるで大粒の宝石。皮ごと食べられる種無しマスカット。陽当たりのよい東御市で農家さんが愛情こめて育てた極上の逸品。味も見た目も芳醇なとうみ自慢の品をお楽しみください。
提供:JA信州うえだ東部営農センター

【牧舎みねむらロースステーキ 200g×2枚】
寄附金額17,000円以上

完全一貫飼育がモットー! 一頭一頭大切に育てました。長野県が行う信州あんしん農産物制度(トレーサビリティー)や放射能全頭検査、農場HACCPの認証を受けた安全安心な美味しいお肉をお届けします。真空冷凍パックのため保存も長期で可能です。
提供:牧舎みねむら

長野県東御市への寄附は、ふるさと納税事業者 株式会社トラストバンクが運営するポータルサイト『ふるさとチョイス』を通じて行うことができます。

また、税額控除のシミュレーションもできるようになっています。ぜひ、ご利用ください。

『みんなの水泳手帳』MEMO

令和元年台風19号被害に伴う、復興支援の寄附も受け付けしています。
(*返礼品はありません)

4.まとめ

この記事では、これまで高地トレーニングを他人事と考えていた方へ、国内で初めてとなる高地トレーニングプールのご紹介とその関わり方について、詳しく解説いたしました。

これまで競泳のトップアスリートは、競技力向上のため多くのリスクを負いながら海外での高地トレーニングに臨んできました。

このたび運用が開始されたGMOアスリーツパーク湯の丸屋内プールは、安心・安全な国内での高地トレーニング環境として、日本選手層がいっそう強化できるもの、との期待がかかっています。

未来のオリンピアンが当地から育つことに期待を寄せるとともに、私たち一人ひとりが当事者になれるといいですね。

緊急告知

『GMOアスリーツパーク湯の丸屋内プール』竣工を記念し、「高地トレーニングプール・スイム合宿体験ツアー」の申込受付を開始いたしました。
詳細は、イベント特設ページにてどうぞ!