スイミングスクールのやめどきは?タイミングの見つけ方を考える

子供の習いごととして、今も昔も人気の高いスイミングスクール。水泳は基礎体力や心肺機能の向上が期待でき、ベビーから年配の方まで、生涯楽しめるスポーツです。

せっかく始めたスイミングスクールですが、子供のやる気が出なかったり、他の習いごとで忙しくなったりすると、やめるのか? 続けるのか? 迷ってしまいますね。

「せっかく泳げるようになったのに、泳ぎ方を忘れてしまうのでは?」
「せめて四泳法は泳げるようになってほしい」

など、親としてはいろいろと思うところもありますが、スイミングスクールをやめたとしても、水泳を通しての経験は、子供の体力面でも精神面でも必ずプラスになっているはずです。

子供の年齢によってやめる理由もさまざまですが、スイミングのやめどきはどのように決めるのがベストでしょうか?
「やめたい」といい出した子供への対応のしかたと、納得してやめるタイミングを見つける方法をご紹介します。

1.スイミングスクールのやめどきはどう決める?

「やめどき」は、子供の年齢やスイミングスクールに通った期間によって違ってきます。子供が小さいうちは、通い始めてしばらくは水を怖がったり、親と離れるのがイヤだったりして、泣いてしまう子も多いのですが、しばらくして慣れてくると、泳ぐことを楽しめる場合がほとんど。

しかし、なかにはいつまでも泣いて嫌がる子もいます。その子にとっては、スイミングを始めるタイミングではなかったのかもしれません。そのようなときは無理強いせず、子供の気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。一度退会して、様子を見てもいいかもしれません。

子供の興味や関心は成長によってどんどん変わっていくもの。時間を置くことで、再開したら泣いていたのが嘘のように楽しめるようになる可能性もあります。

ある程度スイミングスクールに通って泳げるようになった子供の場合は、四泳法をマスターしたり、他の習いごとを始めたり、進学の時期を迎えるなど、環境が変化するタイミングが「やめどき」となることが多いようです。

子供が楽しんで通っていることが大前提ですが、やめるか? 続けるか? を迷ったときには、「ゴールデンエイジ」も一つの判断材料にしてみてください。

ゴールデンエイジとは、子供の運動神経がさまざまな面において発達する時期です。この時期に全身運動である水泳をすることで、基礎体力や運動能力の向上が期待できます。

プレゴールデンエイジ(5~9歳頃)
この頃は人間の能力の中でも、とくに神経系が目まぐるしく発達する時期。運動や遊びでさまざまな体験をし、基本的な運動動作を身につける時期です。この時期に水泳を取り入れることは、とても効果的です。
ゴールデンエイジ(10~12歳頃)
プレゴールデンエイジの間に、いろいろな運動や体の動かし方を経験しておくことで、様々な身体能力を発揮できる時期です。水泳でも急成長が見られます。この時期に習得した技術は、大人になっても忘れないという特徴も。時間をおいて「また泳ぎたい」と思ったときにも、すんなりと再スタートを切ることができます。

2.やめたいと思う理由にはどんなことが考えられる?

小さい子供の場合は、

  • 水が怖い
  • クラスが変わった
  • お友達とクラスがわかれてしまった
  • コーチが怖い、コーチとの相性が合わない

というようなことが理由で、やめたいといい出すことが多いようです。

ある程度の期間、スイミングスクールに通って泳げるようになった子供では、

  • 四泳法をマスターした
  • 速さを競うことに興味がない
  • 他のスポーツや習い事に時間を使いたい
  • 塾や勉強を優先したい

などが、理由として挙げられます。

四泳法がすべて泳げるようになるという目標をもって水泳を始めたのであれば、ここがやめどきということになります。

また、ほかの習いごとを始めるタイミングでやめることも多いようです。ただ、そのときの子供の気持ちをよく聞いて、続けるのか、やめるのか、を決めることが大切です。

親の立場からは、

  • 金銭的な問題
  • 四泳法をマスターした
  • 学業を優先して欲しい

という理由があげられます。

やはり、スイミングスクールに通ったからには、四泳法を泳げるようになってほしいという願いがありますよね。

選手コースになると、練習回数が増え、月謝が上がるなど金銭面での負担もあります。中学生になると部活動や勉強との両立が難しくなることから、「スイミングスクールは小学生まで」と考える人が多いのも事実です。

3.大人はどう対処すべきなのか?

子供が「スイミングをやめたい」といったときには、まずは子供の気持ちをしっかり聞きましょう。

やめるタイミングには、それぞれの家庭の考え方や事情もあるので、これが正解という答えはありません。しかし、最終的には子供自身の気持ちや意志を尊重することが大切です。

下記に、年齢別の子供への対処例をあげてみました。参考にしてみてください。

幼児の場合

親と離れるところから始まり、まずは水に慣れ、水中で体を動かすことを楽しむのがこの時期の目的です。

初めのうちは嫌がることや泣くこともあるかもしれませんが、子供の気持ちを受け止めながら、「楽しいね。がんばってるね。」と、前向きな言葉をかけながら温かく見守ってあげてください。少しずつ慣れ、「できた!」という自信が生まれてくると、楽しんで泳げるようになります。

また、仲良しのお友達とクラスが離れてしまったり、コーチが変わったりして「イヤだ」ということも。そんなときでも、子供はちょっとしたキッカケで気持ちが変わって楽しくなることもあります。子供の気持ちを受けとめてあげた上で、しばらく様子を見てみましょう。

せっかく通いはじめたのだからと無理強いしてしまうと、水泳嫌いになってしまうことも……。嫌がる状態が続くようなら、一度水泳から離れてみてもいいのかもしれません。

例えば、「年少では泣いて嫌がっていたのに、年長になってもう一度はじめたらまったく別人のように楽しんでいる」といった声も聞かれますよ。

小学校低学年

泳ぎ方を覚えていく時期です。クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライとだんだんと難しくなっていきます。思い通りに進級できなくて、「やめたい」といい出すこともあるでしょう。イヤになったからといって、すぐにやめてしまうのは考えものですよね。

そんなときは本人の意志を確認した上で、「平泳ぎを25m泳げるようになったらやめる」などの具体的な目標を決め、そこまでは続けると約束しましょう。身近な目標に向かってがんばることで、まだやりたいと前向きな気持ちになることもあるかもしれません。

小学校高学年

四泳法をマスターすると、「泳ぎを覚えること」から、「速く泳ぐこと」に目的が変わります。スイミングスクールでは、選手コースに進むかどうか? を判断する時期でもあります。子供自身が目的の変化を受け入れ、新たな目標を持って練習したいと思っているのであれば、ぜひとも続けさせてあげたいですね。

自己ベストを更新できたときの喜びや楽しさなど、たくさんの経験を通して成長していける時期ですので、やはり子供の意志を尊重してどうするか決めましょう。

中学生以上

自分の意志でスイミングを続けるのか、やめるのかを決められる年齢です。中学生になると環境がガラっと変わるので、学校の勉強や部活動と両立できるのかどうか、親としても心配になるところですね。ほかのスポーツとの両立も難しくなってくる頃です。

しかし、もっとも大切なことは、子供自身の意志を尊重すること。親としてできることは、サポートと応援ですね。

まとめ

スイミングのやめどきを決断するのは、簡単ではありません。でも、子供としっかり時間をかけて話し合い、納得できるやめどきを見つけることが大切。

やめどきを見つけるタイミングとしては、以下の通りです。

  • 子供がやめたいといいだしたとき
  • 四泳法の習得など目標を達成したとき
  • 他の習いごとを始めるとき
  • 小学校を卒業するとき

運動能力が飛躍的に伸びるゴールデンエイジまで続けてみる、というのもひとつの選択肢です。

スイミングをやめるにしても続けるにしても、目標を設定して努力することはとても大切。たとえ、やめることになったとしても、目標を達成して区切りをつければ、逃げではなく納得して出した結果として、気持ちよく次の目標に向かうことができます。

水泳で得た経験は子供のこれからの人生できっと役立つはず。子供が楽しく積極的に取り組めることを応援していきましょう。